飽きずに聴いてしまうジャズCDは、木住野佳子さんです。
惹かれてしまう理由をちょっと考えてみました。
うまく説明しきれないと思うけれど、好きなMusician。
ぜひ、ご紹介したいMusicianです。
その最大の特徴は演奏における彼女独特の「静」と「動」の捉え方にあると感じます。
スキー場でのこと、ゲレンデでBillEvansが流れたそうな。
すると、ざわざわしていた場の空気がみるみるきれいに澄みきったそうです。
木住野さんはそんな「空気をきれいにしてしまう音楽」すなわち「空気清浄音楽」をつくりたい。
と雑誌で語っていました。
・・・もちろん、それは単なる静寂という意味ではなく。
緊張感みなぎる自己との対話によって生み出される静かさ。
BillEvansのように魂のようなものが根底にある音楽。
しかし、こうも語っています。
Evansのように内へ内へと向かう音楽、内省的な音楽に対して、
木住野さんは「外に発散するタイプ」だそうです。
特にハイテンポの曲。
アドリブが始まると、徐々にトリオに熱狂が訪れる。
パワー全開で、聴いていてホントに気持ちがいい。
そして、もうひとつの重要な特徴は
徹底した「セオリー」と豊かな「ハート」の融合。
ちょっと、言い換えると「緊張感」と「遊び心」。
このバランスがホント絶妙です。
絶妙すぎです。さすがにプロフェッショナル。
(また、なんとB級ライセンスを持ってる程のスピード狂!?
演奏でもスピード感、グルーヴ感は最高ですよ!
やっぱり、ジャズミュージシャンて車好き?)
知れば知るほど、聴けば聴くほど、楽しく聴くことができる。
そんな、スルメみたいに楽しめる、Musicianです。
どうぞ、一度お試しあれ!
0 件のコメント:
コメントを投稿